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Monthly Archives: November 2016

沖縄県スポーツマネジメント人材育成事業

沖縄県のスポーツマネジメント人材育成事業に昨年から関わらせていただいています。

琉球ゴールデンキングス(バスケットボール)、FC琉球(サッカー)、琉球コラソン(ハンドボール)の3球団でのOJTに参加している若者3名と、毎月、ふりかえりや企画会議などをワークショップ形式で行っています。

11月3日には、名桜大学にお邪魔してスポーツ健康学科2年生200人の前で3名が研修の成果を発表しました(私はその場のファシリテーターとしてお手伝いしてきました)。

この事業では、県内球団でのOJTだけでなく、東京やアメリカでのスポーツビジネスに関わる有意義な研修がたくさん盛り込まれています。名桜大学での発表でも、アメリカ・シアトルでの海外研修の成果が出てました。

スポーツマネジメント人材育成事業

スポーツマネジメント人材育成事業プレゼン@名桜大学

沖縄県商工会女性部連合会のリーダー研修

沖縄県商工会女性部連合会の役員の皆さま対象のリーダー研修を担当させていただいています。

実際の組織運営で抱える課題を見える化し、組織の状態をどのように観察して、どのように分析し、どこに重点的に取り組むのか、について参加者の皆さまと一緒に考えました。

ボランティア型組織が抱える悩みはどこも同じです。

商工会女性部連合会研修

実際のスタッフミーティングにファシリテーションの視点からフィードバックすると…

本日、株式会社BowLさんのスタッフミーティングにファシリテーター&フィードバッカーとして参加させていただきました。

日頃のミーティングを再現していただき、話し合いのプロセスの中で起こったことが、議論なのか、対話なのか、抽象化なのか、具体化なのか、などなど、ファシリテーションの視点からの観察をフィードバックさせていただきました。

最後、スタッフの皆さんのそれぞれの気づきのシェアでは、話し合いのプロセスだけでなく、内省的な視点からのコメントが多くあり、チーム全体が大きなシフトを迎える準備が始まっている印象を受けました。イノベーティブな社長のもと、土壌はすでに耕されており、あとは発芽して実をつけるまでのプロセスを待つのみ、という感じです。

なんだか、次の展開が楽しみです。

bowl

4頭立てPC&スクリーンで事業計画作成会議をやってみた

沖縄県北部の本部町、今帰仁村、名護市、伊江村とトヨタ自動車さんが取り組んでいる超小型EVを滞在型観光のツールとして活用しようという「ちゅらまーいHa:mo」事業。

ちゅらまーいHa:mo

形を変えながら深化してきているこの事業には、委員会や会議、ワークショップのファシリテーターとして3年近く関わらせていただいています。

本日も急遽本部町での企画会議に参加。人数が少なかったので、4台PC+4台プロジェクターの「4頭立て」を試してみました。ある意味、「複数画面はコラボレーションを促進するか?」の実験的会議でもあります。時と場合によっては効果的にコラボが進むだろうな、という実感を得ました。

ちゅらまーいHa:mo事業計画会議

 

沖縄観光の未来を考える会ワークショップ「2025年沖縄観光の未来はどう創る!?」

一般社団法人沖縄観光の未来を考える会のワークショップにおいて、会長の金城仁さんと二人で進行をつとめさせていただきました。

当初のタイトルは「2025年沖縄観光はどうなる!?」でしたが、準備段階で会議をするうち、「どうなるか予測するだけでなく、我々が創らないとね!」という話になり、タイトルを「2025年沖縄観光をどう創る!?」に変更しての開催でした。

沖縄の観光や旅行市場を取り巻く、日本の状況、アジアの状況、世界の状況と未来予測を共有しながら、「では、誰が何を大切にしながら、何に取り組むことで理想の沖縄観光を創ることができるのか?」を話し合いました。

未来会ワークショップにて南城市職員のみなさんと。南城市は熱意が違う!!

未来会ワークショップにて南城市職員のみなさんと。南城市は熱意が違う!!

 

 

沖縄観光の未来を考える会ワークショップ

 

南城市役所中堅職員対象リーダーシップ研修

南城市役所さん中堅職員対象のリーダーシップ研修を担当させていただきました。

クリステンセン他が提唱する「Innovator’s DNA」の3つのリーダーシップ(Innovator/Developer/Executor)などをご紹介しながら、市役所職員に必要なリーダーシップについて皆さんと一緒に考えました。

なにしろ南城市役所さんの場合、イノベーター市長の元、職員が3種類のリーダーシップをバランスよく発揮できるようになることで、すばらしい行政を実現できるはずですから。

南城市役所中堅職員対象リーダーシップ研修

沖縄観光にまつわる「構成型vs非構成型」2本のワークショップ

構成型vs非構成型2本のワークショップ

たてつづけに2本、観光関連ワークショップのファシリテーターを務めさせていただきます。

この2本をファシリテーションの視点で見ると、同じ観光関連をテーマとしているのにとても対照的なのです。以下、どう対照的なのか、ファシリテーター自身の視点からご紹介します。

 


1本目=11月21日(月)「2025年 沖縄観光はどうなる!?」
2本目=12月1日(木)「このままでいいの?沖縄観光の人材育成」

<比較1>
まず、主催者でいうと、前者は民間の非営利団体「沖縄観光の未来を考える会」で、後者は公益団体である「沖縄県と沖縄観光コンベンションビューロー+実行委員会」。共通点は、両者とも民間の観光関係者がボランティアで積極的に関わっている。

<比較2>
ファシリテーションの視点で言うと、前者は「非構成的」で後者は「構成的(ワールドカフェとOST)」。だけど、両方とも「対話」が基調。

<比較3>
テーマの視点で言うと、前者は「沖縄観光をマクロで中長期的に創る」一方で、後者は「沖縄観光が直面している人材育成の課題について、業界横断的に短〜長期的に解決策を考える」。

<比較4>
参加人数的には、双方とも100人超規模を想定。ファシリテーターとしては、なかなか手応えありの規模です。

 

そんなわけで、2本それぞれ、詳細は以下のとおりです。観光に関わる方も、ファシリテーションに興味のある方も、ぜひ2本まとめてお申し込みを!


1.「2025年 沖縄観光はどうなる!?」ワークショップ

日時:2016年11月21日(月)18時〜21時
場所:那覇市「みずプラッサ」B棟3階 多目的ホール(沖縄県那覇市おもろまち1-1-2 上下水道局内)
主催:一般社団法人 沖縄観光の未来を考える会
対象:観光に携わる方々、行政、メディア、学生、他観光に感心を持たれている方々どなたでも
定員:200名
参加:無料
内容:
*2025年の沖縄観光を占う社会状況などの共有
*未来を創造するための対話

<ファシリテーターからのコメント>
ブレグジットにせよ、トランプ勝利にせよ、これだけ世の中が不確実になることで、過去の経験から未来を予測することが困難な時代になっています。
「PDCA的アプローチで20年後の沖縄観光を考えていて、本当に大丈夫なのだろうか?」という問いを基調に、「観光に携わる者同士の対話による未来の創造のきっかけづくりをしよう」というチャレンジングなテーマでワークショップをします。
ファシリテーター的には難易度が高いので、恥をさらす結果になりうるなぁと思いつつ、「参加する皆さまの間から現れ出づる何か」を信じて進行させて頂きます。

お申し込み:↓から
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLScDN17lfXl0j4N8fD1ftp68AFWjVZiDVcKv6kdmdqFXob29OQ/viewform?c=0&w=1


2.「このままでいいの? 沖縄観光の人材育成」ワールドカフェ2016
日時:2016年12月1日(木)10時〜17時
場所:かりゆしアーバンリゾートナハ・7階シェルホール
主催:沖縄県・沖縄観光コンベンションビューロー・ワールドカフェ2016実行委員会
対象:観光に携わる方々、行政、メディア、学生、他観光に感心を持たれている方々どなたでも
定員:200名
参考動画:https://www.youtube.com/watch?v=c9H7BkJwSbE&feature=youtu.be
内容:
*沖縄観光が持続的に発展するための人材育成を考えるワールドカフェ
*具体的なアイディアを掘り下げる分科会(オープンスペーステクノロジーOSTを応用)

<ファシリテーターからのコメント>
沖縄観光は好況のように見えます。しかしながら、人手不足であったり低い定着率であったり、人材に関する課題は満載です。
人材育成について積極的な策を打たないままでは沖縄観光の持続的な発展が約束されないのは、誰の目から見ても明らかです。
が、しかし、目の前の仕事に追われてそれどころでないのが実情ではないでしょうか。
今回は、沖縄観光に携わる関係者が集まって、職種や役職、世代という垣根を越えて語り合おうという企画です。午前は最近人気の「ワールドカフェ」という手法を用いて対話を深めます。午後は、その対話から生まれたアイディアとアイディアをつなげて具体的に深めようという分科会です(オープンスペーステクノロジーという手法を応用します)。
ファシリテーション的視点から見ると、午前・午後でその王道的手法を体験できるという「おいしさ」もあります。

お申し込み:↓から
http://www.ocvb.or.jp/topics/1386