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道のりマップ

私がご提供している講座やワークショップでご紹介して毎回ご好評をいただいているオリジナルフレームワーク「課題解決と目的達成のための 道のりマップ」。いつもPreziファイル(グインぐいーんってズームするあれです)のURL公開のご要望をいただいていたので、オープンにシェアさせていただくことにしました。
日頃の業務やプロジェクトの意義、新規事業の企画などを考えるときのフレームワークとしてご活用いただければと思います。

道のりマップとメタ認知4つのカメラの併用は最強ですよ。

◎ビュンビュンズームインアウトするPreziリンクはこちら↓
https://prezi.com/view/CIp9WjDV59kgG0BbT5ds/

道のりマップ

組織やコミュニティなどでは、よくなんのためにこれをやっているのかが共有できなかったり、お互いの思いや議論がかみ合わなかったりすると思います。道のりマップは、日頃の仕事やプロジェクトにおいてよく使われる「目的」「目標」「計画」「取り組み」「問題」「課題」などのことばを、山登りに例えてわかりやすく視覚的に理解できるように編み出したフレームワークです。

<フレームワークとは…>
引き出しの中の仕切り板のようなもの。長物が多いときに使う仕切り板と小間物が多いときに使う仕切り板が違うように、ものごとを整理して考えるときには様々なフレームワークを使い分けられるようにする。
「課題解決と目的達成のための道のりマップ」はそんなフレームワークのひとつ。

<山の頂上付近では…>
目的:その山に登ったときに目の前に広がる景色
目標:その景色を見るために標高何メートルに到達する必要があるのかの数値
理念:山の頂上よりもっと先に見える地平線や太陽

<その山に登るにあたり…>
行動指針:登るときに大切にする考え方(急な山道を一気に登るのか、なだらかな山道をみんなでワイワイ楽しく登るのかなど)

<山の麓には…>
事実:これまで起こっていること(できれば数値で表現できること)
問題:ある価値観に基づいてその事実をネガティブに捉えるもの(問題意識)
課題:その問題を解決ために設定するもの

<登るための必要なのは…>
資源:ヒト・モノ・カネ・技術・知識・情報・チームワーク(登山でいえばシェルパや登山隊、登山具、経費、山登りの技術、気象の知識、刻々と変わる気象情報)

<山の中腹には…>
取り組み:目的達成や課題解決のために実行すること
計画:目的達成や課題解決のために取り組むことの段取り

<高い峰、低い峰…>
短期目標・中期目標:それぞれの計画を実施するにあたって取り組む規模や期間(年次計画には年次目標が中期計画には中期目標が対応する)

<山登りの全体像を理解できると…>
岐路に立たされたときにどちらの道を進んでいいのか、判断の精度が上がるようになる。もしくは、登る人自身のやる気・モチベーションが変わる。

<山の頂上と麓は…>
何のために取り組むのか、なぜ取り組まなければならないのかのWhyを表す。

<山の中腹は…>
いつ、誰が、何に、どのように、いくらで取り組むのかのWhen, Who, What, How, How muchを表す。

「道のりマップ」は、明確な山頂を到達地点として設定し、現状とのギャップを埋めるための計画を練って前進するいわば「山登り型思考」といえます。
VUCAの時代といわれ未来が予測不能な現代においては、さらに新しい思考方法が求められています。
例えば複雑性を理解するための”システム思考”といった新たな思考法や、”バックキャスティング”などの、望ましい未来を描いた上で刻々と変化する状況をいち早く察知して情勢判断し、臨機応変に未来に向かうための思考法があります。

これらはいわば「波乗り型思考」といえますが、従来の山登り型思考を基本素養として使いこなせた上で、さらに波乗り型思考で様々に起こる難局を乗り切れるようになれることが現代の社会人に求められるスキルだといえるでしょう。

バックキャスティングバージョンの道のりマップはこちら。
頂上はあることはわかっているけど、暗雲垂れ込めてどの山道を登ったらたどり着くかわからなくて不安なのがフォアキャスティングに慣れ親しんだ人たち。
いっそのことヘリを使って雲を迂回して登っちゃえ!と発想するのがイノベーターたち。

今年度は多様な研修形式

今年の各県市町村の研修担当の皆さんの対応を多様でした。鳥取県職員人材開発センターさんと大分県自治人材育成センターさんはコロナ対策を徹底的にやって対面を決行。その他、佐賀県市町村振興協会さんでは完全オンライン化のために各市町村がPCオンライン接続できるように奔走してくださっています。他にも島根県自治研修所さんでは遠隔からセミナー研修になりました。

わかりやすい資料づくり講座@沖縄県自治研修所

現状で考え得るコロナ対策バッチリで対面開催にチャレンジしました。早くこのような対策が不要になる日が来るといいですね。

わかりやすい資料づくり講座@鳥栖市役所

今日はここで。私は探しへ、サガン鳥栖は読谷キャンプへ。行き違いだ。笑

「わかりやすい資料づくり講座”基礎編”&”応用編”」@沖縄県市町村職員研修センター

先週の水曜日と木曜日は「わかりやすい資料づくり講座”基礎編”&”応用編”」@沖縄県市町村職員研修センターさん。基礎編・応用編を2日連続でやらせていただいているのは、全国でもここだけです。1日だけの研修より「わかりやすい資料を通して協働を促進し、成果を上げる」ためのノウハウをさらに深く体感的に理解することができると思います。

沖縄県自治研修所「わかりやすい資料づくり」応用編

沖縄県自治研修所「わかりやすい資料づくり」応用編では、基礎編のおさらいコーナーに引き続き、任意の施策をPRするためのポスターづくり演習に取り組んでいただきました。
ポイントは、以下の思考プロセスを経ることで対象者に伝わる質の高い広報につなげられるということです。

  1. 5W1Hなどさまざまなフレームワークを駆使する
  2. 施策の目的や背景、課題認識などの全体像を論理的に捉える
  3. その上で、なぜポスターを作るのか、いつどこで誰にどうやって何を伝えたいのかを明確にする

参加者の皆さんにはたいへんご満足いただけたようでよかったです。

わかりやすい資料づくり講座@佐賀

今年のわかりやすい資料づくり講座@佐賀県市町村振興協会さんは、吉野ヶ里町と江北町まで遠征でした。吉野ヶ里には25年ぶりぐらいの再訪でした。

わかりやすい資料づくり講座@鳥取県

鳥取県職員人材開発センターさん主催のわかりやすい資料づくり講座は、鳥取市、倉吉市、米子市と、鳥取県を東西にまたにかける「旅芸人」シリーズです。今日はすてきなお弁当をいただきました。

わかりやすい資料づくり講座@大分県

今年も大分県自治人材育成センターさんでわかりやすい資料づくり講座を開催させていただきました。大分大学駅の景色が大好きです。

伝わる資料づくり講座@沖縄県自治研修所

沖縄県自治研修所さんで「伝わる資料づくり講座」を実施させていただきました。
わかりやすい資料づくり講座の半日版として論理的思考にフォーカスした講座です。
内容としては、「論理的思考の基礎(もれなくダブりなく考える/因果関係を明確にする/フレームワークで考える/演繹法と帰納法)」、「図表的に思考する」、「伝えるを伝わるに変える編集の流れ」、「表現力を高める」などのレクチャーと実務にすぐに活かせる演習の組み合わせです。