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グローバル企業のオンラインリーダーシップ研修

香港在住のファシリテータージェームス・ビショップからお声がけいただいて、とあるIT系グローバル企業のリーダーシップ研修(アメリカ、ヨーロッパアフリカ、アジア太平洋、日本、中国で開催)のお手伝いをすることになりました。私の担当はアジアパシフィックセッションのアシスタントファシリテーターと日本セッションのメインファシリテーター。なかなかたいへんなお仕事ですが、とても学びになります。まずはアメリカセッションを見学させてもらいましたが、これはよく練られた凄いプログラムです。

イノベーションを起こすために、どのようにチームのリーダーとして振る舞うか、そのときどのようなフレームワーク(考え)やツールがあるのかをキックオフ、ウェビナー×4、時間を空けてショウケース(進捗発表会)というかたちで1ヶ月ちょっとで進めるプログラムです。

沖縄県費留学生対象「世界のウチナーネットワーク」情報発信研修

沖縄には毎年、世界中のご縁ある国と地域から県費で留学生がやってきます。

本日は、ペルー、ブラジル、アルゼンチン、ボリビア、カナダ、アメリカ、韓国、中国福建省、台湾からの留学生と、県庁に配属されている国際交流員の計15名の皆さん対象に研修をさせていただきました。

私は、1995年に沖縄に移住して以来「世界のウチナーンチュ大会(世界中の県系人など5000人以上が5年に一度沖縄に集まるという一大イベント)」に関わらせていただいています。

今回は、そういった世界中の「ウチナーネットワーク」(県系人や縁のある人々の人的なネットワーク)と世界のウチナーンチュ大会の歴史や背景をお伝えした上で、なぜこういうネットワークが必要なのか、私たちはこのネットワークを通して何を実現したいのかなどについてディスカッションしていただきました。

さらには、今年10月30日の「世界のウチナーンチュの日」に開催されるシンポジウムで、県費留学生チームとして何を発表するのか、なぜそれを発表したいのか、どうやって発表するのか…など、実際のテーマに沿ってディスカッションをしていただきました。

日本語だけでなく、スペイン語、ポルトガル語、英語、中国語、韓国語が飛び交う楽しい一日になりました。

今年もJICAにてファシリテーション研修

今年も、JICA沖縄国際センターにて「熱帯・亜熱帯におけるエコツーリズム企画・運営」コースにてファシリテーション研修を担当させていただきました。

今年のメンバーは、カリブ海のドミニカ国、アフリカのガボン、アジアからはインドネシアと東チモール、そしてラオスの皆さんでした。

「2030SDGsゲーム」の体験により持続可能な開発について考えていただいたあと、沖縄の離島地域におけるコミュニティ開発の事例紹介や、ワールドカフェの体験などをとおして、持続可能なコミュニティツーリズムにおけるファシリテーションの重要性についてお伝えしました。

Global Facilitators’ Virtual Cafeで話題提供

国際ファシリテーターズ協会(IAF)の会員同士がオンラインで交流する場であるGlobal Facilitators’ Virtual CafeでSDGsとファシリテーションをテーマに話題提供させていただきました。

SDGsを捉える本質的な視点として、
1. Complexity and Interlinkages
複雑性と相互連関性
2. Fractal Structures of our World
世界の相似構造
3. Backcasting
バックキャスティング
4. Balancing of Economy, Environment, and Society
経済・環境・社会のバランス
への理解が必要であることをお伝えした上で、
How can we facilitators contribute to achieving the SDGs? 
私たちファシリテーターはSDGsの実現にどんな風に貢献できるだろうか?
という問いで対話しました。

英語を自由に操れるようになるために必要な能力とは?

「英語が苦手だけど何とかしたい!」という友人のFacebook投稿を読んで、ふと、母語以外の言語を自由に操れるようになるために必要な能力ってどう分類できるんだろうか?って考えてみました。
こうやって分析してみると、自身の弱点が何なのか分析して効果的に対策を打つことができるようになるのではなかろうか、なんて思いました。

「動機」「やる気」「反復」が大切なのは間違いないのですが、こういうひと言で片付けちゃうと、体育会系のスポ根(私「なんでできないんだろう?」先生「根性が足りないからだっ!」)みたいになってしまって、やり方がわからなる人はさらりとやってのけることを、わからない人は永遠に前に進めないことになってしまうわけです。

そこで、まず、そもそも英語を操れる能力って?って考えてみます。
で、それを思考能力身体能力にわけてみます。

1. 思考能力 (1) リアルタイムで発揮する力*観察力*分析力*判断力(2) じっくり発揮する力*記憶力2. 身体能力*聴き取る力*発話する力*身体表現する力

世間一般では、語学力って、「記憶力、聴き取る力、発話する力、身体表現する力」だと思い込んでる節がありますが、実際に言語を操れるようになるためには、3つの思考力が大切だと思います。

 

例えば、思いつくままに列挙すると、


1. 思考能力


*観察力
ネイティブがどんな状況でどんな言い回しをどんなジェスチャー・表情でしているか、その背後にある個々の心理や社会状況、文化的慣習は何かを観察して気づく力。

*分析力
違う状況で同じような表現に出会ったとき、同じ状況で違う表現に出会ったときなどに、何が共有して何が相違しているのかを分析して理解する力。

*判断力
これまで得られた経験に基づいて、とっさに適切な言い回しを選択し、もしくは応用して表現する力。

*記憶力
語彙や文法、言い回しとその使い方を覚える力。

 


2. 身体能力(1.の思考力に基づいて自分の母語以外の文化や社会状況、音韻体系を理解した上で発揮する力)


*聴き取る力
カタカナに直すことなく、音素を聴き分け、単語に変換して脳みそに伝達する力。

*発話する力
その言語の話者の流儀を再現して、発音し、文章を形成して会話を成り立たせる力。

*身体表現する力
ジェスチャーや表情で表現する力。

 

*     *     *     *     *

って感じでしょうか。
これら全部の力には、先天的な部分と努力で後天的に得られる部分がありますね。

特に、記憶力+2.身体能力は、赤ん坊と一緒で、ひたすら真似する、練習する、とにかく覚えるってのが必要だったりする部分で、日本人はこれが「語学力」だと思い込んでしまっているのではないでしょうか。

ただ、当然、これら「記憶力、聴き取る力、発話する力、身体表現する力」には先天的に個人差があって、得意な人と苦手な人がいるはずです。苦手な人は、1.と2.がセットで発揮されるということをしっかり自覚して、特に1.を意識的に訓練していくと、2.の訓練が楽しくなるのではないだろうか……というのが、今回私が立てた仮説です。

いずれにせよ、母語以外の言語を操れている人たちが無意識に使っているであろう力を、分析して考えてみました。上記それぞれの力について、自分に何が足りていて何が足りていないかを分析してみるのが言語上達への近道かも知れません。

NLPの「学習の5段階」を援用すると、
「1.無意識的無能(知らないしできない)」
の状態から、
「2.意識的無能(知っていてもできない)」
という状態になるために、各能力について意識的に練習し、
「3.意識的有能(考えるとできる)」
にまでなりたいね。で、それを習慣化すると
「4.無意識的有能(考えなくてもできる)」
までは行けるね。そして、その先には、
「5.無意識的有能に意識的有能(自分が無意識にやっていることを意識的に人に教えられる)」
状態が待っているよ、ということなのでしょうね。

リゾートMICE「新会社設立Kick Off Meeting」をファシリテート

とあるグローバル企業さんの新会社設立Kick Off Meeting@リゾートホテルのファシリテーターを務めさせていただきました。

沖縄滞在3日目の締めくくりとなる半日ワークショップは、社長以下、気鋭の全社員70名でビジョンとバリューを紡ぐワールドカフェ&ハーベストの対話でした。

沖縄のリゾートでこういったミーティングを持ってくださって本当に感謝です。それだけの成果をお持ち帰りいただきたいと、こちらも気合いが入ります。事前には担当者の方々と何度もオンラインで打ち合わせを重ねてプログラム設計をブラッシュアップして本番に臨みました。

ワークショップでは、皆さんの関係性がぐぐっと近くなり、部署間のコミュニケーションが促進されていくのを第三者としても感じました。

ちなみに、今日も「えんたくん」大活躍です。

Kick Off Meeting

海外日系社会を支える婦人会の皆さん

ブラジル、ボリビア、アルゼンチンにおける日系人コミュニティの婦人会の皆さんを対象にファシリテーション研修をさせていただきました。

日本ファシリテーション協会ファシリテーションサポート委員会の活動の一環として、JICA横浜さんからご依頼いただいた研修ですが、実際には、各婦人会が抱える課題の解決に関して考え方と取り組みを整理する実践的なワークショップにしました。

日系人としての誇りと文化継承への思いを語り、どのように婦人会活動を活性化していくのか、それぞれの国の実情を踏まえてアイディアを交わしていただきました。ワークショップの内容はしっかりとファシグラで記録。ポストイットを用いた手法には「国に帰って早速使いたい」とのコメントもいただきました。やっぱり、参加者の皆さんの満足と笑顔が私たちのやりがいの源です。

海外日系人社会の婦人部の皆さん

JICA沖縄国際センターで中南米エコツーリズム関係者の皆さんにファシリテーション研修

JICA沖縄国際センターで中南米諸国のエコツーリズム関係者の皆さんにファシリテーション研修。ワークショップ形式で、地域おこしにおけるファシリテーションの有用性について話題提供し、各国での課題解決に向けてディスカッションしました。

今回の参加者の皆さんは、例年にもましてフレンドリーで、とても仲良しになりました。こういうお仕事、とても楽しいです。

jica
講義は英語ですが、質問を受けたりディスカッションはスペイン語で。講義できるほどのスペイン語力ではないのですが、ディスカッションの要旨を聴き取るぐらいはなんとか。つまり、やはりファシリテーターはコンテンツはほどほどに理解できて、あとは場の流れとプロセスに関与すればなんとかなるということですね。

国際ファシリテーターズ協会IAF台湾大会に参加しました

国際ファシリテーターズ協会アジア大会が台湾東部花蓮にて開催されました。

アジアを中心に全世界からプロフェッショナルファシリテーターが集うこの大会、実に刺激をたくさんいただきました。こうやって全世界に同じ志を持つ仲間がいるからこそ、自分の現場でがんばれます。

IAF Asia 2016 - Taiwan

KOOFAカンファレンス2016でプレゼン

韓国ソウルで行われたファシリテーションに関する大会KOOFA Conference 2016で、私が関わっている日本ファシリテーション協会やアジアユース人材育成プログラムの具体事例についてプレゼンさせていただきました。

KOOFA2016
KOOFA2016