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道のりマップ

私がご提供している講座やワークショップでご紹介して毎回ご好評をいただいているオリジナルフレームワーク「課題解決と目的達成のための 道のりマップ」。いつもPreziファイル(グインぐいーんってズームするあれです)のURL公開のご要望をいただいていたので、オープンにシェアさせていただくことにしました。
日頃の業務やプロジェクトの意義、新規事業の企画などを考えるときのフレームワークとしてご活用いただければと思います。
◎Preziリンクはこちら↓
https://prezi.com/1hui1_gabivl/?utm_campaign=share&rc=ex0share&utm_medium=copy

道のりマップ

組織やコミュニティなどでは、よくなんのためにこれをやっているのかが共有できなかったり、お互いの思いや議論がかみ合わなかったりすると思います。道のりマップは、日頃の仕事やプロジェクトにおいてよく使われる「目的」「目標」「計画」「取り組み」「問題」「課題」などのことばを、山登りに例えてわかりやすく視覚的に理解できるように編み出したフレームワークです。

<フレームワークとは…>
引き出しの中の仕切り板のようなもの。長物が多いときに使う仕切り板と小間物が多いときに使う仕切り板が違うように、ものごとを整理して考えるときには様々なフレームワークを使い分けられるようにする。
「課題解決と目的達成のための道のりマップ」はそんなフレームワークのひとつ。

<山の頂上付近では…>
目的:その山に登ったときに目の前に広がる景色
目標:その景色を見るために標高何メートルに到達する必要があるのかの数値
理念:山の頂上よりもっと先に見える地平線や太陽

<その山に登るにあたり…>
行動指針:登るときに大切にする考え方(急な山道を一気に登るのか、なだらかな山道をみんなでワイワイ楽しく登るのかなど)

<山の麓には…>
事実:これまで起こっていること(できれば数値で表現できること)
問題:ある価値観に基づいてその事実をネガティブに捉えるもの(問題意識)
課題:その問題を解決ために設定するもの

<登るための必要なのは…>
資源:ヒト・モノ・カネ・技術・知識・情報・チームワーク(登山でいえばシェルパや登山隊、登山具、経費、山登りの技術、気象の知識、刻々と変わる気象情報)

<山の中腹には…>
取り組み:目的達成や課題解決のために実行すること
計画:目的達成や課題解決のために取り組むことの段取り

<高い峰、低い峰…>
短期目標・中期目標:それぞれの計画を実施するにあたって取り組む規模や期間(年次計画には年次目標が中期計画には中期目標が対応する)

<山登りの全体像を理解できると…>
岐路に立たされたときにどちらの道を進んでいいのか、判断の精度が上がるようになる。もしくは、登る人自身のやる気・モチベーションが変わる。

<山の頂上と麓は…>
何のために取り組むのか、なぜ取り組まなければならないのかのWhyを表す。

<山の中腹は…>
いつ、誰が、何に、どのように、いくらで取り組むのかのWhen, Who, What, How, How muchを表す。

また、バックキャスティングバージョンはこちら。
頂上はあることはわかっているけど、暗雲垂れ込めてどの山道を登ったらたどり着くかわからなくて不安なのがフォアキャスティングに慣れ親しんだ人たち。
いっそのことヘリを使って雲を迂回して登っちゃえ!と発想するのがイノベーターたち。

認知の仕組み 知識・経験・スキーマとメンタルモデル

メンタルモデルに良い悪いはないと思います。人間の認知の仕組みから生まれる自然な働きです。ただ自分の中のメンタルに自覚的に気づいているかどうかが大切だと思います。

認知の仕組み 知識・経験・スキーマとメンタルモデル

プロジェクトの遂行にあたって前提条件と制約条件を切り分ける

あるプロジェクトを一つのチームで実行するとき、何が前提条件で何が制約条件下を切り分けた上で、ありたい将来像と現状、そして取り組み(解決策)を整理するとチーム内の認識共有が進みます。

例えば、以下の例だと、↑のフレームワークに沿って大きな模造紙に「知りたいこと:ブルーの付箋紙」「やりたいこと:黄色の付箋紙」を皆で貼り出すことで、チームメンバー間の認識を共有することができました。

コミュニティムーブメント仕掛け人のための成功サイクル 5×3ヶ条

地域づくりを「コミュニティムーブメント」と捉えたとき、その動きを作る仕掛け人は、「Try → Reflect → Plan →」を意識してサイクルを回すことが大切だと思います。
「やってみて」から「ふりかえる」のもよし、「企てて」から「やってみる」のもよし。いずれにせよ「ふりかえる」ことが重要です。
それぞれのステージごとに5つの要素が満たされているかチェックしながら進めるのがコツだと思います。

そもそも会議の成果って何?

私はファシリテーターとして常に「メタ認知の4つのカメラ」で場を観察しています。その時、例えば会議の場であれば、そこで得られる成果とは何か、今日のこの場ではどの成果を一番優先するかを考え、どのような進め方をするのかその時々で判断しています。

会議そのものの成果だけでなく、関わる人々の内面の成果や、プロジェクト全体における今日1日の成果といった様々な視点から観察して今必要な関わり方の選択をしているのだと思います。

そもそも会議の成果って何?
そもそも会議の成果って何?

ファシリテーション力をアップするための「メタ認知4つのカメラ」

私が日頃ファシリテーション研修などでお伝えしている「メタ認知の4つのカメラ」理論についてお伝えします。

ファシリテーターは、ワークショップや会議の場などで様々なレベルのメタ認知を切り替えながら状況を認知し、様々な言動を選択・判断して場に関わります。

それはまるで、テレビ番組制作時の調整室でディレクターさんとスイッチャーさんがたくさんのカメラから入ってくる情報を交通整理して一つの番組を作っているような感じです。

メタ認知4つのカメラ
メタ認知4つのカメラ
  • 1カメではコンテンツそのものの内容に耳を傾け話しの内容を理解しようとします。
  • 2カメでは話し手や聞き手そして自分の内面的な感情や価値観、そして関係性についてメタ認知します。
  • 3カメでは、その日1日のワークショップや会議の流れから今の状況言語化して把握します。また、1カメで観察したコンテンツをフレームワークなどを使って整理できないか探るなどの思考を巡らせます。
  • 4カメでは、今、ここで起こっていることは、全体から見てどのような意味があるのか、このグループはどのような方向性に進んでいこうとしているのか、などの視点で全体を俯瞰します。

私はファシリテーターとして場に関わるとき、できるだけ2カメと3カメの認知をするように心がけています。そして時折、「今の状況は中長期的なスパンで考えたときどのような意味があるのだろうか?どのような選択をしたら全体としてよりよい結果が得られるだろうか?」を4カメの観点から自問します。

コミュニティや組織における合意とコミットメント、そして巻き込み

コミュニティや組織でなにかビジョンに向かって行動しようとするとき、ファシリテーターが常に意識しておくのは、大多数の無関心、諦め、やらされ感を持つメンバーを、どのように巻き込んでいくのかということだと思います。

不同意する人々がいても構いませんし、もしかしたらそういう方々はひょんなことから賛同者として大きな推進力になってくれるかもしれません。

SDGsのトライサークル

2030SDGsゲーム公認ファシリテーターの集い@東京で「SDGsのトライサークル」の使い方を試してみました。
カードゲームを体験した後に参加者がその経験を自分の身のまわりの組織や地域などにおける行動に落とし込んでいけるようなワークショップを設計するというのはファシリテーターにとっての大きなチャレンジです。
これは、そんな時に有用なフレームワークだと思います。
確かに「SDGsのトライサークル」のフレームワークは私が発案しましたが、今回のセッションの流れは企画メンバーのみなさんと一緒に前夜に30分シミュレーションして考えました。このメンバーだからこそ短時間で作れたのだと思います。