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Tag Archives: シンポジウム

宮古島地域循環共生圏シンポジウム

環境省が地域循環共生圏事業ってのをやっていて、これはそれなりに複雑で難しいコンセプトなのです。具体的には、環境やエネルギー、交通、観光、産業、衣食住などすべてを一枚の図の落とし込む「曼荼羅」を作るということなんですが、それに宮古島市も参画しているわけです。

で、ご縁のつながりで本年度の締めくくりのシンポジウムのファシリテーターを仰せつかりました。これだけ複雑な構造の曼荼羅(試作品)をどうやって短いシンポジウムの時間で参加者の皆さんに自分ごとに落とし込んで理解していただくか、そしてそこからどうやって未来像へと想いを馳せるようにするのかというのが私に課せられた使命でした。

久しぶりにバリバリ作り込むワークショップという形になり、学びのファシリテーションやフューチャーセッションのノウハウを細部に織り込んだ3時間となりました。ワークショップでは、この曼荼羅を、課題、価値観、未来像ビジョン、資源、事業アイディにレイヤーわけして理解していくというプロセスを丁寧に作りました。

NOMAキャリアアップフォーラムwith茂木久美子さん

日本経営協会NOMAさん主催「第36回キャリアアップフォーラム」で講師兼ファシリテーターを務めさせていただきました。今年は山形新幹線のカリスマ販売員だったことで有名な茂木久美子さんとのコラボレーション。
茂木さんは人間的魅力に溢れる磁石のような素敵な女性で、と〜っても楽しくコラボさせていただきました。
茂木さんが基調講演をされて、そのお話を素材に私が60名の参加者のディスカッションを“料理”していき、都度都度茂木さんに絡んでいただくという流れで、KARAWARIというインプロワークも盛り込んでいただき、参加した皆さんの目の輝きが刻々と変わっていくのがわかりました。

名護市金融・IT関係企業招聘セミナー

沖縄県名護市への企業誘致を目的としたセミナーのファシリテーターを務めさせていただきました。

なかなか興味深いお仕事で、県外から名護市への進出に興味を持つ企業の皆さんを招聘し、視察ツアーを行った上で、沖縄県や名護市の行政関係者やすでに進出している企業の皆さんと意見交換会をするという企画のファシリテーターでした。

従来のこのタイプのセミナーだと、行政関係者等のプレゼンテーションをひたすら受け身で聞き続けるという形になりがちなのですが、そこをググッとファシリテーションで双方向的で有意義な本当の意見交換会にするというのが、私に課された使命です。

関係者の皆さんのプレゼンテーションにひたすら絡みながら、私からの質問を呼び水として参加者の皆さんにも質問を振っていったことで、満足度の高いセミナーにすることができました。

NOMAキャリアアップフォーラムwith齊藤正明さん

今年も日本経営協会さんのキャリアアップフォーラムのファシリテーターを務めさせていただきました。基調講演は「日本一のマグロ船から学んだ!主体性を持ち、楽しみながら成果を上げる仕事術」 (㈱ネクストスタンダード 齊藤 正明さん)です。
マグロ漁船の漁師さんの出で立ちで登場の齊藤さんはすっかり参加者の皆さんの心をワシ掴みでした。
午後からのワークショップでは、ファシリテーターとして、齊藤さんのお話の中で①「目から鱗だったこと」を列挙した上で、組織の中堅社員としての「今まで固執してきた思い込み」(つまりメンタルモデル)をあぶり出し、②それを手放したときの望ましい未来を描き、③それを実現するための行動を考え、④それを実行させようとする時に湧き起こる「あきらめの声」と「恐れの声」を言語化し、⑤それを乗り越えるための「あり方」と「やり方」について対話して、⑥気づきをハーベストする というプログラムにしました。
U理論やら学習する組織やらをミックスして、純正のプロセスじゃないワークにしました(開発者の皆さんごめんなさい)が、70名の参加者があれだけの短い時間で深い対話ができたのは良かったと思います。

“シャンシャン”で終わらない参加する意義のある委員会を。

本日のお仕事は、日本経営協会さん主催キャリアアップフォーラム(来年2月開催予定)の第1回企画運営委員会のファシリテーターでした。委員の皆さんが現場で課題だと思っていることを抽出し、意義あるフォーラムにするためのディスカッションをしました。“シャンシャン”で終わってしまう委員会の文化を変えるチャレンジは続きます。

 

旅行業におけるイノベーション人材育成プログラム募集説明会が始まりました。

「旅行業におけるイノベーション人材育成プログラム」募集説明会始まりました。どうやったら沖縄の旅行業にイノベーションを起こせるのか、実践的に学び、自ら創りだせるようになるための4ヶ月13日間です。第一線で活躍される豪華な講師陣による講義・ワークショップや、Google訪問などの東京視察もあります。
定員25名のみ、応募期限8/31まで。問い合わせは、OTSサービス経営研究所098-869-1717金城さん。
私もファシリテーターとして毎回がっつり関わらせていただきます。


実施期間:2017年10月から2018年1月までの4か月間(本土研修含む13日、計17回)

1.「沖縄県の旅行業界の課題と求められる人材像」
與座 嘉博 沖縄県旅行・観光事業協同組合 理事長・株式会社国際旅行社 代表取締役社長

2.「未来を変える観光人材とは」
原 優二 株式会社風の旅行社代表取締役・一般社団法人旅行産業経営塾塾長

3.「旅行業界で生き残るための思考様式と戦略」
良和 沖縄ツーリスト株式会社 代表取締役会長

4.「イノベーション創出の実践演習」
野村恭彦 株式会社フューチャーセッションズ 代表取締役

5.「グローバルな視点から見た持続可能な観光のあり方」
熊田 順一 株式会社JTB総合研究所 コンサルティング事業部長(元UNWTO)

6.「成功するイノベーション・失敗するイノベーション」

土屋 有 宮崎大学地域資源創成学部 企業マネジメントコース 講師

7.「イノベーション事例視察」
Google株式会社・株式会社ぐるなび・ソフトバンク株式会社・クラブツーリズム株式会社 他

8.「ワークショップ(プレゼンテーションに向けた準備)」
平井雅 協働促進社 代表

9.「プレゼンテーション」
受講生によるプレゼン

NOMAキャリアアップフォーラムのファシリテーター

日本経営者協会NOMAさんのキャリアアップフォーラムで丸1日かけてファシリテーターを務めさせていただきました。

基調講演は、かつてエイチアイエスの躍進を支えた立役者大野尚さん。JTAの亀田朝代さんは客室乗務員から広報担当に転身したご自身の体験発表してくださいました。私は最初と最後のワークショップの担当。「成果を上げる考える力と行動する力とは?」をテーマに80名近い参加者の皆さんが大盛り上がりで議論してくださいました。

実は、このフォーラムの企画までには、検討委員の皆さんと2回にわたる検討会議(中身はワークショップ形式)を重ねてきています。そこで話された検討委員および事務局のご担当の思いが結実した1日になったと思います。参加者のみなさんにも大満足していただいたようで、何よりでした。

NOMAキャリアアップフォーラム

「ムスリム観光客の受け入れ」座談会ファシリテーター

「ムスリム観光客の受け入れ対応について考える座談会」のファシリテーターを担当させていただきました。マレーシア、インドネシア、シンガポールから沖縄を訪れて各地をまわった現地の旅行社の皆さんから沖縄へのコメントをいただきながら、ムスリムの観光客の皆さんを受け入れるにあたっての課題を探りました。旅行社の皆さんからは、デスティネーションとしての沖縄の可能性についてポジティブな意見をたくさんいただきました。また、沖縄側の課題も見えてきました。

座談会自体の構成は、
(1)ひとりずつコメント
(2)会場でバズ&質問募集と回答
(3)3グループ分かれてさらに質疑応答
という流れにして、沖縄から参加された観光関係者の皆さんと、ムスリム旅行社のみなさんができる限り多くのコミュニケーションをとり、参加してよかったと満足していただけるように心がけました。

ムスリム観光客の受け入れ対応について考える座談会 15493271_1347392681969932_1510765261769372233_o

「シンポジウムのファシリテーター」という古くて新しいお仕事

最近、「シンポジウムのファシリテーター」という古くて新しいタイプのお仕事をご依頼いただくことが多くなっています。

昨日は、沖縄県産業振興公社主催「万国津梁産業人材育成事業」 http://www.bird-challenge.com/ の第1回シンポジウムでした。

私の役割は、

  1. パネリストの皆さんから有意義なお話しを引き出してつなぎ合わせ
  2. 参加者の皆さんの学びを加速させること

につきます。

これまでのパネルディスカッションなどで多かったのは、いわゆる学識経験者の方が、コーディネイター(時には困ったことに“ファシリテーター”と呼ばれる)として、専門的知識を背景にコンテンツの交通整理をすることでした。そこには、参加の場づくりや能動的学びを促すという視点が足りなかったように思います。

シンポジウムの語源は「一緒に飲む」、フォーラムは「広場」だそうです。元来はそういうインタラクティブな場を目指していたはずなのですから、ファシリテーションの理論と手法を活用することで、そういう本来の姿を取り戻していきたいです。

万国津梁産業人材育成事業シンポジウム