Home » 2017 » April

Monthly Archives: April 2017

旅行業におけるイノベーション人材育成プログラム募集説明会が始まりました。

「旅行業におけるイノベーション人材育成プログラム」募集説明会始まりました。どうやったら沖縄の旅行業にイノベーションを起こせるのか、実践的に学び、自ら創りだせるようになるための4ヶ月13日間です。第一線で活躍される豪華な講師陣による講義・ワークショップや、Google訪問などの東京視察もあります。
定員25名のみ、応募期限8/31まで。問い合わせは、OTSサービス経営研究所098-869-1717金城さん。
私もファシリテーターとして毎回がっつり関わらせていただきます。


実施期間:2017年10月から2018年1月までの4か月間(本土研修含む13日、計17回)

1.「沖縄県の旅行業界の課題と求められる人材像」
與座 嘉博 沖縄県旅行・観光事業協同組合 理事長・株式会社国際旅行社 代表取締役社長

2.「未来を変える観光人材とは」
原 優二 株式会社風の旅行社代表取締役・一般社団法人旅行産業経営塾塾長

3.「旅行業界で生き残るための思考様式と戦略」
良和 沖縄ツーリスト株式会社 代表取締役会長

4.「イノベーション創出の実践演習」
野村恭彦 株式会社フューチャーセッションズ 代表取締役

5.「グローバルな視点から見た持続可能な観光のあり方」
熊田 順一 株式会社JTB総合研究所 コンサルティング事業部長(元UNWTO)

6.「成功するイノベーション・失敗するイノベーション」

土屋 有 宮崎大学地域資源創成学部 企業マネジメントコース 講師

7.「イノベーション事例視察」
Google株式会社・株式会社ぐるなび・ソフトバンク株式会社・クラブツーリズム株式会社 他

8.「ワークショップ(プレゼンテーションに向けた準備)」
平井雅 協働促進社 代表

9.「プレゼンテーション」
受講生によるプレゼン

英語を自由に操れるようになるために必要な能力とは?

「英語が苦手だけど何とかしたい!」という友人のFacebook投稿を読んで、ふと、母語以外の言語を自由に操れるようになるために必要な能力ってどう分類できるんだろうか?って考えてみました。
こうやって分析してみると、自身の弱点が何なのか分析して効果的に対策を打つことができるようになるのではなかろうか、なんて思いました。

「動機」「やる気」「反復」が大切なのは間違いないのですが、こういうひと言で片付けちゃうと、体育会系のスポ根(私「なんでできないんだろう?」先生「根性が足りないからだっ!」)みたいになってしまって、やり方がわからなる人はさらりとやってのけることを、わからない人は永遠に前に進めないことになってしまうわけです。

そこで、まず、そもそも英語を操れる能力って?って考えてみます。
で、それを思考能力身体能力にわけてみます。

1. 思考能力 (1) リアルタイムで発揮する力*観察力*分析力*判断力(2) じっくり発揮する力*記憶力2. 身体能力*聴き取る力*発話する力*身体表現する力

世間一般では、語学力って、「記憶力、聴き取る力、発話する力、身体表現する力」だと思い込んでる節がありますが、実際に言語を操れるようになるためには、3つの思考力が大切だと思います。

 

例えば、思いつくままに列挙すると、


1. 思考能力


*観察力
ネイティブがどんな状況でどんな言い回しをどんなジェスチャー・表情でしているか、その背後にある個々の心理や社会状況、文化的慣習は何かを観察して気づく力。

*分析力
違う状況で同じような表現に出会ったとき、同じ状況で違う表現に出会ったときなどに、何が共有して何が相違しているのかを分析して理解する力。

*判断力
これまで得られた経験に基づいて、とっさに適切な言い回しを選択し、もしくは応用して表現する力。

*記憶力
語彙や文法、言い回しとその使い方を覚える力。

 


2. 身体能力(1.の思考力に基づいて自分の母語以外の文化や社会状況、音韻体系を理解した上で発揮する力)


*聴き取る力
カタカナに直すことなく、音素を聴き分け、単語に変換して脳みそに伝達する力。

*発話する力
その言語の話者の流儀を再現して、発音し、文章を形成して会話を成り立たせる力。

*身体表現する力
ジェスチャーや表情で表現する力。

 

*     *     *     *     *

って感じでしょうか。
これら全部の力には、先天的な部分と努力で後天的に得られる部分がありますね。

特に、記憶力+2.身体能力は、赤ん坊と一緒で、ひたすら真似する、練習する、とにかく覚えるってのが必要だったりする部分で、日本人はこれが「語学力」だと思い込んでしまっているのではないでしょうか。

ただ、当然、これら「記憶力、聴き取る力、発話する力、身体表現する力」には先天的に個人差があって、得意な人と苦手な人がいるはずです。苦手な人は、1.と2.がセットで発揮されるということをしっかり自覚して、特に1.を意識的に訓練していくと、2.の訓練が楽しくなるのではないだろうか……というのが、今回私が立てた仮説です。

いずれにせよ、母語以外の言語を操れている人たちが無意識に使っているであろう力を、分析して考えてみました。上記それぞれの力について、自分に何が足りていて何が足りていないかを分析してみるのが言語上達への近道かも知れません。

NLPの「学習の5段階」を援用すると、
「1.無意識的無能(知らないしできない)」
の状態から、
「2.意識的無能(知っていてもできない)」
という状態になるために、各能力について意識的に練習し、
「3.意識的有能(考えるとできる)」
にまでなりたいね。で、それを習慣化すると
「4.無意識的有能(考えなくてもできる)」
までは行けるね。そして、その先には、
「5.無意識的有能に意識的有能(自分が無意識にやっていることを意識的に人に教えられる)」
状態が待っているよ、ということなのでしょうね。