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ファシリテーション力をアップするための「メタ認知4つのカメラ」

私が日頃ファシリテーション研修などでお伝えしている「メタ認知の4つのカメラ」理論についてお伝えします。

ファシリテーターは、ワークショップや会議の場などで様々なレベルのメタ認知を切り替えながら状況を認知し、様々な言動を選択・判断して場に関わります。

それはまるで、テレビ番組制作時の調整室でディレクターさんとスイッチャーさんがたくさんのカメラから入ってくる情報を交通整理して一つの番組を作っているような感じです。

メタ認知4つのカメラ
  • 1カメではコンテンツそのものの内容に耳を傾け話しの内容を理解しようとします。
  • 2カメでは話し手や聞き手そして自分の内面的な感情や価値観、そして関係性についてメタ認知します。
  • 3カメでは、その日1日のワークショップや会議の流れから今の状況言語化して把握します。また、1カメで観察したコンテンツをフレームワークなどを使って整理できないか探るなどの思考を巡らせます。
  • 4カメでは、今、ここで起こっていることは、全体から見てどのような意味があるのか、このグループはどのような方向性に進んでいこうとしているのか、などの視点で全体を俯瞰します。

私はファシリテーターとして場に関わるとき、できるだけ2カメと3カメの認知をするように心がけています。そして時折、「今の状況は中長期的なスパンで考えたときどのような意味があるのだろうか?どのような選択をしたら全体としてよりよい結果が得られるだろうか?」を4カメの観点から自問します。

道のりマップ

私がご提供している講座やワークショップでご紹介して毎回ご好評をいただいているオリジナルフレームワーク「課題解決と目的達成のための 道のりマップ」。いつもPreziファイル(グインぐいーんってズームするあれです)のURL公開のご要望をいただいていたので、オープンにシェアさせていただくことにしました。
日頃の業務やプロジェクトの意義、新規事業の企画などを考えるときのフレームワークとしてご活用いただければと思います。
◎Preziリンクはこちら↓
https://prezi.com/1hui1_gabivl/?utm_campaign=share&rc=ex0share&utm_medium=copy

道のりマップ

組織やコミュニティなどでは、よくなんのためにこれをやっているのかが共有できなかったり、お互いの思いや議論がかみ合わなかったりすると思います。道のりマップは、日頃の仕事やプロジェクトにおいてよく使われる「目的」「目標」「計画」「取り組み」「問題」「課題」などのことばを、山登りに例えてわかりやすく視覚的に理解できるように編み出したフレームワークです。

<フレームワークとは…>
引き出しの中の仕切り板のようなもの。長物が多いときに使う仕切り板と小間物が多いときに使う仕切り板が違うように、ものごとを整理して考えるときには様々なフレームワークを使い分けられるようにする。
「課題解決と目的達成のための道のりマップ」はそんなフレームワークのひとつ。

<山の頂上付近では…>
目的:その山に登ったときに目の前に広がる景色
目標:その景色を見るために標高何メートルに到達する必要があるのかの数値
理念:山の頂上よりもっと先に見える地平線や太陽

<その山に登るにあたり…>
行動指針:登るときに大切にする考え方(急な山道を一気に登るのか、なだらかな山道をみんなでワイワイ楽しく登るのかなど)

<山の麓には…>
事実:これまで起こっていること(できれば数値で表現できること)
問題:ある価値観に基づいてその事実をネガティブに捉えるもの(問題意識)
課題:その問題を解決ために設定するもの

<登るための必要なのは…>
資源:ヒト・モノ・カネ・技術・知識・情報・チームワーク(登山でいえばシェルパや登山隊、登山具、経費、山登りの技術、気象の知識、刻々と変わる気象情報)

<山の中腹には…>
取り組み:目的達成や課題解決のために実行すること
計画:目的達成や課題解決のために取り組むことの段取り

<高い峰、低い峰…>
短期目標・中期目標:それぞれの計画を実施するにあたって取り組む規模や期間(年次計画には年次目標が中期計画には中期目標が対応する)

<山登りの全体像を理解できると…>
岐路に立たされたときにどちらの道を進んでいいのか、判断の精度が上がるようになる。もしくは、登る人自身のやる気・モチベーションが変わる。

<山の頂上と麓は…>
何のために取り組むのか、なぜ取り組まなければならないのかのWhyを表す。

<山の中腹は…>
いつ、誰が、何に、どのように、いくらで取り組むのかのWhen, Who, What, How, How muchを表す。

また、バックキャスティングバージョンはこちら。
頂上はあることはわかっているけど、暗雲垂れ込めてどの山道を登ったらたどり着くかわからなくて不安なのがフォアキャスティングに慣れ親しんだ人たち。
いっそのことヘリを使って雲を迂回して登っちゃえ!と発想するのがイノベーターたち。

オンライン会議・研修には“ITを知るファシリテーター”と“ファシリテーションを知るIT技術者”が必要です

オンライン会議や研修を成功させるためには、大きくわけて2つの力が必要です。

  1. オンラインならではコミュニケーションの制限を補うファシリテーション力
  2. オンライン会議・研修特有のテクニカルな問題を解決する技術力

1人の人が同時に2つの力を発揮すれば問題ありませんが難易度が高いです。現実的には2人以上でコラボして会議や研修をサポートするのが望ましいです。
(もうひとりGoogleDocsなどを駆使できるノートテイカーがいるとさらに効果的です。)

“ファシリテーションを知るIT技術者”は、リアルの会議でいうならば、参加者が電車に乗って会場まで到着し、建物の中の会議室に入室できて、安定的にコミュニケーションがとれる状態をサポートする役割です。

“ITを知るファシリテーター”は、その上で、会議や研修の成果をより高めるために進行を司ったり、質問を投げたり、方向性を整理して合意を図ったりする役割です。

琉球大学公開講座「ファシリテーションの技法と地域振興」

琉球大学の公開講座が今年も始まりました。レクチャー&対話&演習を組み合わせた4.5時間×5回シリーズです。学生30+社会人20名の皆さんが参加してくださいます。みなさんやる気満々なので私も気合いが入ります。

レクチャー:ファシリテーションとファシリテーター、プロセスとコンテンツ、ファシリテーターのあり方/やり方、対話と議論と会話、メタ認知の4つのカメラ、チームワークのピラミッド、、ふりかえりの技術、ムーブメントを起こすということ、
オンラインワークショップの開き方 など

演習:楚々もワークショップの成果って何?、共有・発散・収束・合意を体験する、地域起こしプロジェクトを設計してみる など

対話:聞いてみたコメント、自分たちの現場でどう活かすか?など。

オンライン研修・ウェビナーをご検討中の研修担当のみなさまへ

オンライン研修は大きく分けて3種類あります。

  • ① 1人1台のPCで参加する場合(フルオンライン式
  • ② 1ヶ所に複数人が集まって参加する場合(ハイブリッド式
  • ③ 話者だけオンラインで参加する場合(遠隔授業式

結論から言うと、受講者の満足度の高さ、事務局側のやりやすさ、講師のやりやすさそして回線や音響的トラブルの扱いやすさどれをとっても明らかに①>③>②です。
特に多様な市町村職員が対象の研修では①が難しい(PCや回線が足りない)ので②か③でというオファーをいただきますが、今後の世の中のIT化や住民サービスの向上・民間との連携を考えたら今のうちが①をができるように整備しておくチャンスです。民間企業の皆さんは比較的スムーズに①に移行しています(回線の細さは未だ残りますが)。当方は8年以上のオンラインミーティングのノウハウがあり、いちおうすべての形式に対応できますので(②はオススメしませんが)是非ご相談ください。

2030SDGsファシリテーター養成講座@オンライン

今月も個性的な皆さんがファシリテーターになられました。全国900人のコミュニティはTransforming Our Worldに向けて力強い仲間たちです。

コンテンツはコンテクストの中で活きる

ワークショップの場では時々、突拍子もないタイミングで突拍子もない意見がでてきます。

でも実は、そういう意見こそが全体の中では価値あることが多いのです。ただ単に、流れるコンテクストの中でタイミングがあわなかっただけだということです。

しばらく時間をおき、その場の全体のコンテクストが流れ行く中で別のタイミングであればその意見が輝きを放つこともあります。

そんなことを信じられれば、ファシリテーターは一つ一つの意見を敬意とともに扱うことができるようになると思います。

認知の仕組み 知識・経験・スキーマとメンタルモデル

メンタルモデルに良い悪いはないと思います。人間の認知の仕組みから生まれる自然な働きです。ただ自分の中のメンタルに自覚的に気づいているかどうかが大切だと思います。

認知の仕組み 知識・経験・スキーマとメンタルモデル

プロジェクトの遂行にあたって前提条件と制約条件を切り分ける

あるプロジェクトを一つのチームで実行するとき、何が前提条件で何が制約条件下を切り分けた上で、ありたい将来像と現状、そして取り組み(解決策)を整理するとチーム内の認識共有が進みます。

例えば、以下の例だと、↑のフレームワークに沿って大きな模造紙に「知りたいこと:ブルーの付箋紙」「やりたいこと:黄色の付箋紙」を皆で貼り出すことで、チームメンバー間の認識を共有することができました。

コミュニティムーブメント仕掛け人のための成功サイクル 5×3ヶ条

地域づくりを「コミュニティムーブメント」と捉えたとき、その動きを作る仕掛け人は、「Try → Reflect → Plan →」を意識してサイクルを回すことが大切だと思います。
「やってみて」から「ふりかえる」のもよし、「企てて」から「やってみる」のもよし。いずれにせよ「ふりかえる」ことが重要です。
それぞれのステージごとに5つの要素が満たされているかチェックしながら進めるのがコツだと思います。