「沖縄フォーラム2017」で、ワークショップパートのハーベスト(収穫)となるワールドカフェの現地ファシリテーターをつとめさせていただきました。なんとこのワールドカフェ、メインファシリテーターはマレーシア在住の田原真人さんがオンライン参加、会場には福祉関係者など90人超がえんたくんを囲んで参加という、チャレンジでした。
メインファシリテーターが会場のリアルの雰囲気を感じられずに孤独にファシリテートするには、現地側が感覚器官の役割をはたし、できる限り会場の様子を伝達しなくてはならないですし、回線・音響映像機材・パソコン・アプリなどを使いこなして安定的なコネクションを担保する技術力が求められます。その面で、今回は與那城雄さんが完璧に役割を全うしてくれました。
さらに実は、このワールドカフェより前の時間帯、つまり朝9時〜15時は、赤塚丈彦さんらによる「アクティブホープ」のワークショップなのでした。参加した皆さんは、個人の内面を探求して明日の前進や社会への貢献につなげるというワークを経て、その総仕上げをする2時間として、我らがワールドカフェに臨んでくれたわけです。
つまり私たちワールドカフェチームのミッションは、アクティブホープのワークで各参加者に起こりうること、そこで生まれる「ゆらぎ」や「モヤモヤ」をどうハーベストにつなげるかに神経を研ぎ澄ませて、ワールドカフェの問いやハーベストの問いを直前までブラッシュアップする必要があったわけです。
今回は福祉における支援業務に従事する方や教育関係の方が中心でしたが、終了後にちらほらお聞きする限り、様々な気づきをお持ち帰りいただけたようでした。